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歴史の暗部を鮮烈に彫り起す、現代アーティスト・風間サチコトークショーイベントがGINZA SIXにて開催

現代美術家・風間サチコの画業を集成した初の作品集『予感の帝国 風間サチコ作品集』(朝日出版社)の刊行を記念し、美術評論家・中尾拓哉とのトークショーを銀座蔦屋にて開催。

ディスリンピック2680/2018

風間サチコは、現代社会や歴史の暗部に対して古書研究やフィールドワークなど独自のリサーチを徹底し、「黒と白の木版画」で表現する現代美術家。ナンセンスでユーモアと批評性が同居する作風は、近年国内外で高く注目を浴びている。今回、これまでの画業を集成した初の作品集『予感の帝国 風間サチコ作品集』(朝日出版社)の刊行を記念し、美術評論家・中尾拓哉とのトークショーを銀座蔦屋にて開催される。

イベント申込はこちら▶https://store.tsite.jp/ginza/event/art/4529-1155030121.html

作品集の表紙にも使われている大規模作品《ディスリンピック2680》(2018年)は、優生思想の歪さに着目した構想期間4年をかけて、戦前からの関係資料を収集しリサーチを続けたのちに着手。皇紀2600年(西暦1940年)、「国民優生法」が制定され、開催予定の東京オリンピックは幻に終わった。そして皇紀2680年(西暦2020年)……優生思想によって統一されたディストピア的国家の架空都市「ディスリンピア」にて開催されるオリンピック大会「ディスリンピック」開幕式典の様子が本作では描かれている。虚実入り乱れたスタジアムを舞台にディストピア的な理想国家、健康至上主義の祝祭と人類淘汰の地獄……悪夢ともいえる光景を精密に展開した超大作。このように風間の作品は、随所に様々なモチーフが盛り込まれ、現在の社会に暗に通じる歴史上の事象に対して、綿密で詳細なリサーチを行う。

一方で、美術評論家の中尾拓哉はアーティストの作品制作におけるアート以外の「土台」の抽出を常に試みており、著書『マルセル・デュシャンとチェス』(平凡社)では、「芸術の放棄」として語られてきた、デュシャンにおけるチェスと作品制作のつながりを精緻に読み解く。

今回のトークショーでは中尾拓哉と一緒に風間サチコの作品制作の土台となる○○を探す。一体、どこからナンセンスな画面が生まれ、コミカルなオーラは放たれているのか。作品のコンセプトから技術にいたるまで、その深淵を「彫りまくる」企画となっている。 また同会場内(銀座蔦屋書店アートコーナー)では、「わたしの作品制作の源」をテーマに風間サチコが選んだ5冊の本がブックフェアとして展開される。トートバッグやTシャツなどのグッズ販売も行われる。 【ブックフェア情報】 「ようこそ!!かざまランドへ!」 日程:1月21日(月) - 2月28日(木) 時間 10:00~22:30(営業時間) 場所:銀座蔦屋書店 BOOK(アート)

【イベント情報】 「かざまランドへようこそ!~サチコのアートと○○と。(風間サチコ初作品集『予感の帝国』刊行記念)」 日程:2月11日(月) 時間:19:30~21:00 場所:銀座 蔦屋書店BOOK EVENT SPACE 住所:〒104-0061 東京都 中央区銀座6丁目10−1 GINZA SIX 6F 定員:50名 参加費:2,000円 ※トーク終了後、風間サチコさん、中尾拓哉さんによるサイン会を開催。サイン対象はお二人の著作とさせていただきます。 イベント申込はこちら

https://store.tsite.jp/ginza/event/art/4529-1155030121.html 【出演者プロフィール】

風間サチコ(かざま・さちこ) 1972年東京都生まれ、美術家。武蔵野美術学園版画研究科修了。2006年「第9回 岡本太郎記念現代芸術大賞 優秀賞」、2016年「第8回 創造する伝統賞」受賞。主な展覧会に「ディスリンピア2680(原爆の図丸木美術館)」「ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」「光州ビエンナーレ The Eighth Climate (What does art do?)」「電撃!!ラッダイト学園」「2015 アジアンアート ビエンナーレ」「六本木クロッシング(森美術館 )」など。

中尾 拓哉(なかお たくや) 美術評論家。1981年東京生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。2014年に論考「造形、その消失において――マルセル・デュシャンのチェスをたよりに」で『美術手帖』通巻1000号記念第15回芸術評論募集佳作入選。著書に『マルセル・デュシャンとチェス』(平凡社、2017年)。監訳書にマシュー・アフロン『デュシャン 人と作品』(フィラデルフィア美術館、2018年)。共著に『ストローブ=ユイレ――シネマの絶対に向けて』(森話社、2018年)。主な論考に「50年あるいは100年後の鑑賞者――日本・マルセル・デュシャン論再考」(『美術手帖』2019年2月号)など。 【書籍情報】

『予感の帝国 風間サチコ作品集』 風間サチコ=著/朝日出版社=刊 価格: 本体3,700円+税(2018年11月発売) https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255010892/ 戦争への動員、成長ドリーム、国土の乱開発、ネット相互監視、核と原発の爆発……。「終わった」と思っていた近現代のディストピアはいつだって滑稽に未来によみがえる。黒と白の木版画にその暗黒の「予感」を鮮やかに刻み続けてきた美術家・風間サチコ初の作品集。 版画でありながら1点しか刷らず、冴えわたる技巧でユーモアと批評性を同じ俎上に乗せる。2018年に「原爆の図丸木美術館」にて公開した超大型の最新作《ディスリンピック2680》をはじめ、画業20年の主要作品を網羅! 風間自身による作品解説や、新たな創作の一歩となる書き下ろし漫画も特別に収録。海外でも高まる注目を受けて解説文などはすべて日英バイリンガル表記。巻末論考は視覚社会史研究者の足立元氏が執筆。

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