世界に誇れる日本の職人Iriguchi Kenta2018年5月13日読了時間: 3分更新日:2018年5月15日2016年から仕事やプライベートで日本各地の酒蔵や衣類の工場、陶器を作られている工房など国内約12都市の場所を訪れました。その中で海外では見る事が出来ないであろう技術や味、製作体験などを目の当たりにし、自分の知らない日本を少し知れたので今回は世界に誇れる日本の職人技について2年前に岡山の倉敷を旅した時に訪れたデニム工房がきっかけで日本の伝統技術を見たり、体験したいと思い仕事を受けたり足を運んだりしたわけですがそもそも日本に興味なくロンドン大好きな青年だったので日本の事を知ろうとする日が来るとは思いもしませんでした。岡山の工房を訪れた後に、酒蔵を巡りました。倉敷市はお酒も実は有名らしく人生初の日本酒を体験しました。口当たりがよく、独特の香りと後味は少しフルーツに近いモノで銘柄は覚えていないんですが、それ以降は日本酒に興味を持ち初め昨年の秋ごろに栃木県の酒蔵をプライベートで訪れたりと日本酒にどっぷりハマってしまいました。普段はビールばかりなのでたまに飲む日本酒がまたいいんですよね。ですが、その日本酒を製造している職人さんが激減しているそうで、それを見かねた元サッカー日本代表の中田英寿氏が会社を設立しPRや製作などを支援し、これから世界にワインではなく日本酒を広めていこうというプロジェクトも進めているそうです。素晴らしいですね。また他にも訪れて印象的だったのが有田焼が有名な佐賀県です。古来、有田焼きはワラに包んで運んでいたそうで、それを包む職人が「荷師」と呼ばれる方なんですが、残念ながら現在はダンボールの普及などで手間暇がかかるワラは必要とされず荷師と呼ばれる方はいなくなったそうです。昔はダンボールもなかったのである程度の高い場所から落としても器が割れないワラの特性も凄いけどそこに着目した人も凄いなと思いました。海外でも何軒か工場やアトリエを伺いましたが、日本の職人さんは自分が作ってるものを愛し自分の技術に自信を持って仕事をしていて仕事に対する姿勢は皆共通して「楽しんでやる」という意識を感じました。食品会社の専務だった仕事を辞めて栃木でお酒を作られている28歳の望月さんにお酒を造る事を仕事にしたのはどうしてですか?と聞くと「お酒作りは娯楽と同じで楽しむこと、仕事をしているというよりこれをする事が義務な様にも感じますね。熱いし、キツイし、朝も早い、でもお酒がほんとに好き繊細で手間がかかるけれども、ウマい酒はお金よりも価値が有るんです。」と仰っていました。自分の作るモノそれは形に残るものでなくても自分にとって価値があるモノだったらその気持ちは人の心を動かすモノになるんだと思いました。イリグチケンタ写真家http://www.mrportraiter.com20歳の時に独学で写真を学びこれまでにHypebeastやReebok、NSS MAGAZINEなどの撮影を手掛けてきた。
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