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NICHOLAS DALEY 26AW “REBEL RIOT”

  • 3 時間前
  • 読了時間: 5分

私、タケベが愛するブランド

NICHOLAS DALEY(ニコラスデイリー)より

AUTUMN / WINTER 2026

“REBEL RIOT”の1st delivery



が到着しました。と言ってもまだ1型のニットです。


今シーズン、Nicholas Daleyがミューズとして選んだのは、Bad Brains。

1970年代後半、ワシントンD.C.のパンクシーンに登場した、黒人4人によるバンドです。

速く、激しく、荒々しいハードコア・パンク。

ただ、彼らを「パンクバンド」の一言だけで説明することは難しい。

レゲエ、ダブ、ジャズ・フュージョン、ロック、ファンク。

さまざまな音楽を横断しながら、自分たちの音楽を作り続けた人たちでした。


Nicholas Daleyが今シーズン惹かれたのも、そんな彼らの「分類されることを拒む姿勢」だったのだと思います。


私たちもついついカテゴライズしてしまいがちですよね...


Bad Brainsには、

PMA = Positive Mental Attitude

という有名な言葉があります。

ポジティブな精神姿勢。

当時のハードコア・パンクにあったニヒリズムとは違い、彼らにとって音楽はただ怒りを爆発させるものではなく、思想やメッセージを伝えるものでもありました。

ラスタファリズムを精神的な基盤に持ちながら、パンクを演奏する。

レゲエを演奏した次の瞬間には、猛烈なスピードのハードコアを鳴らす。

どちらかではなく、どちらも自分たち。


ジャンルという枠組みに自分たちを合わせるのではなく、自分たちの中にあるものを、そのまま音にする。

Nicholas Daley自身もまた、ジャマイカとスコットランドという二つのルーツを持っています。

だからこそBad Brainsの姿勢に、単なる音楽的な引用以上の共鳴があったのではないでしょうか。


26AWの服を見ていると、その考え方がそのまま形になっています。


Skinhead

Ivy

Modernist

Punk Rock

Reggae

Military

Workwear

Sportswear


本来なら別々の文脈で語られるはずのものが、一着の服の中で普通に同居している。


今シーズンの素材についてNicholas Daleyは、

Texture / Ageing / Slow Craft

という言葉を掲げています。


反抗やパンクという言葉から連想するような、ただ壊した服ではない。

むしろ時間をかけて作る。

良い素材を使う。

手仕事を残す。

そして、着ることでさらに時間を重ねていく。

「REBEL RIOT」という強いタイトルとは裏腹に、服作りそのものはものすごく丁寧です。


個人的に面白いと思ったのが、

パンクの服を作っていないこと。

ライダースを作って、安全ピンを付けて、クラッシュさせればパンクといった、分かりやすい引用ではありません。

Bad Brainsから持ってきたのは、見た目ではなく、

姿勢。

なのではないかなと。

「これはパンク」

「これはレゲエ」

「これはアイビー」

「これはワークウェア」

そんなカテゴリーに従う必要はない。と

好きなものを選び、自分の背景と混ぜ合わせて、自分のものにしてしまう。

それ自体が反抗になる。


LOOKBOOKを眺めていても、不思議なくらい色々なものが混ざっています。

レゲエを象徴する赤、黄、緑。

英国的なチェック。

アメリカンなオンブレ。

ミリタリー。

ラグビーシャツ。

ワークパンツ。

キルティングジャケット。

ハンドニット。

それなのに、不思議と全部Nicholas Daleyに見える。

おそらくそれは、カルチャーを「ネタ」として借りているのではなく、

自分自身の物語を通して繋ぎ直しているから。


そして今回入荷したStriped Sweater




一見すると、とてもシンプルです。

ブラックとグリーンのストライプ。

ウール100%。

英国製。

ラグランスリーブの、クラシックなクルーネックニット。

ただ、公式のコレクションノートには、今季のニットウェアについて印象的な言葉があります。

“Knitwear becomes a celebration of wool itself.”

ニットウェアそのものを、

「ウールという素材の可能性を祝福するもの」

として捉えている。

このStriped Sweaterも、奇抜なデザインで新しいものを作ろうとしているわけではありません。

むしろ昔から存在するメンズウェアの定番をベースに、ブラッシュドされたウールの表情や、少し違和感のあるストライプによって、ほんの少しだけ見え方を変えている。

普通なんだけど、普通じゃない。

古着のようにも見えるし、英国のクラシックなニットにも見える。

そして今の服にも見える。

そのどこにも完全には属さない感じが、今シーズンの「REBEL RIOT」というテーマにも繋がっている気がします。


反抗というと、

何かに怒ったり、

大きな声を出したり、

既存のものを壊したりすることを想像してしまいます。

でも、

誰かが決めたカテゴリーに、自分を無理やり当てはめないこと。

それもまた、一つの反抗なのかもしれません。

パンクも好き。

レゲエも好き。

アイビーも好き。

ワークウェアも好き。

英国の伝統的な服も好き。

だったら全部着ればいい。

「あなたはこういう人だから、こういう服を着るべきだ」

そんなものは、別にない。

好きなものを、自分なりに繋いでいく。

Nicholas Daleyが26AWでBad Brainsから受け取ったものは、そんな自由なのかもしれません。


NICHOLAS DALEY

AUTUMN / WINTER 2026


“REBEL RIOT”


今シーズンはデザイナーのニコラス氏が直接展示会で説明もしてくれたこともあり、その際に私タケベが愛用しているウォレットコードがまた欲しいという話から、初の別注も仕込んでおります。


詳細はまた追って、、

そちらも楽しみにお待ちください。

 
 
 

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