現代的でどこか愛おしい鎧姿の武士の立体作品で人気のアーティスト野口哲哉が4年ぶりに大型個展を東京銀座で開催
- Takebe Yuta
- 2018年6月26日
- 読了時間: 3分
人気アーティスト野口哲哉による個展
「〜中世より愛をこめて〜
From Medieval with Love」
人気アーティストである野口哲哉による個展
「〜中世より愛をこめて〜From Medieval with Love」が
東京・銀座のPOLA MUSEUM ANNEXにて開催される。
会期は7月13日(金)から9月2日(日)まで。
鎧姿の武士であるが、どこが現代的であり、表情や姿がとても愛おしい、そんな彼の作品が4年ぶりに展示される貴重な個展である。
「過去から現代、そして未来へと時代の姿が変わっても、その中に
順応してゆく人間の姿は決して変わらない。」
彼の作品からは、いつの時代も変わらないごく当たり前な人間のリアルな姿、表情を感じることができる。
歴史好きの方はもちろん、歴史好きでない方でも楽しんでいただけるのではないだろうか。この機会に是非足を運んでいただきたい。
Anyone feels happiness, anxiety, loneliness or conflict in living their lives. All those are what brings balance to human being and shines light into the depth of life. From the ancient era to medieval, the civilisation around the world has stayed strong and embraced our contradicting nature. And even in our time now, it continues to transform itself. To look at our happiness and sadness through the civilisation full of contradiction, let us take off for an endless journey. The medieval landscape far behind the haze is indeed a mirror of our lives now. When you find something you share with someone who appears very different, it might guide you to the another side of the world. Here, we shall travel across time and space, race and ethnic groups to find what the beauty in life is through Yoroi Kabuto armour.
Tetsuya Noguchi
人は誰でも生きる中で、喜びや不安、孤独や葛藤を抱えています。 その全てが人間にバランスをもたらし、人生の奥行を照らしています。 古代も、中世も、そして現代も、世界中の文明は人々の矛盾を内包しながら、しかし逞しく変容してきました。 楽しさと悲しさ、文明の矛盾を見つめる為に結論の無い旅に出たいと思います。 遠く中世に霞む景色は、現在を生きる私達の鏡写しです。自分と異なる姿の中に、自分と変わらぬ物を見つけた時、世界の姿は少し違って見えてくるかもしれません。 土地や時間、人種や民族を超えた人生の輝きを鎧兜の中に求めてみたいと思います。
野口哲哉
Small sweet passion〜南北朝の花〜 ミクストメディア 2018年
（左）STRIPE ミクストメディア 2018年
（右）Clumsy heart ミクストメディア 2018年
野口哲哉個展
「〜中世より愛をこめて〜From Medieval with Love」展
会期：2018年7月13日(金)〜9月2日(日)
時間：11:00〜20:00（入場は閉館の30分前まで）
※会期中は無休で営業
会場：POLA MUSEUM ANNEX
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
Tel.03-5777-8600
※入場無料
野口哲哉 プロフィール
1980年、香川県高松市生まれ。広島市立大学芸術学部油絵科卒、同大学大学院修了。彼は武具や甲冑、それらを纏った人間をモチーフに、リアリズムの視点から制作活動を続ける作家である。
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